墨の作成工程

墨運堂さんの墨の資料館では、墨の作成工程を人形ジオラマで展示されています
説明は、墨運堂さんのホームページを参考にさせていただきました

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【採煙】素焼の皿に植物油を入れ灯芯を燃やし、 蓋に付いたすすを採取します。油は主に菜種油が使われます。


【膠(にかわ)の溶解】原料の膠を二重釜に入れ長時間煮て液体にします。膠は動物の皮からとったコラーゲンを含むたんぱく質の一種(ゼラチン)です。


【混和】すすと膠の溶液を混和機に入れ練り合わせます。 墨の良否を決定する重要な作業で,よく練るほどのびのよい書きやすい墨ができます。


【型入れ】練り上がった墨の玉に香料を入れ、手でよく揉み木型に入れ成型します。



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【灰乾燥】木型から取りだし、灰の中に入れ乾燥させます。一番小さい墨で約7日間、大きな墨は30日程乾燥させます。 【磨き】型からはみ出したバリをカンナで削り取ります。その後、灰の中に入れ乾燥します。

【自然乾燥】灰乾燥の後、自然乾燥で1〜2ケ月、大きな墨は半年程乾燥。その後水洗いし、サン積み(井桁に積む)し乾燥させます。

【彩色】墨の表面に薄い膠の液で上塗りを施し、金銀粉,朱などの絵の具で彩色をした後,一丁毎紙で包み箱に入れて包装します。

1個の墨が出来上がるまでには、大変な日数と人々の手間がかけられているのですね〜